【参加報告】大阪府栄養士会・大阪府歯科衛生士会 合同学術講演会に参加しました

令和7年12月14日(日)、大阪府栄養士会と大阪府歯科衛生士会の合同による学術講演会が開催されました。初の合同学術講演会ということで、大変貴重な会に参加させていただいたと思います。

本講演では、愛知医科大学 栄養治療支援センターの前田恵介先生より、「摂食嚥下障害と低栄養」をテーマに、老年栄養を中心とした最新の知見についてご講演いただきました。

従来、摂食嚥下障害の原因としては脳卒中や神経難病、認知症などが主に挙げられてきましたが、近年では全身性サルコペニアとの関連が重要視されていることが示され、新しい摂食嚥下障害モデルについて学ぶことができました。

特にサルコペニアに起因する摂食嚥下障害では、十分な栄養量の確保が不可欠である一方、在宅療養の現場では対応の難しさも課題として挙げられていました。

また、GLIM基準をはじめとした栄養評価・筋肉量評価の重要性や、その背景についても丁寧に解説され、改めて栄養アセスメントの意義を再認識する機会となりました。

栄養診断はあくまでスタート地点であり、栄養ケアプロセスを丁寧に実践することが、リハビリテーション栄養など次の支援につながるという点が強く印象に残りました。

食欲不振の背景には、心不全や薬剤、認知機能、感覚障害、社会的孤立、心理的要因など、非常に多くの要素が関与しており、これらを総合的に評価することが在宅栄養支援において重要であると感じました。

今後の在宅栄養支援では、調理や食事形態調整のスキルに加え、より質の高い栄養アセスメント力を高めることが不可欠であると考えています。

今回の学びを活かし、アセスメントを重視した在宅での栄養支援に取り組んでまいります。